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2005/09/30

抗うつ剤が胎児に影響!注意

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日本でも販売され、実際に医療機関でも使われている「パキシル」(一般名・塩酸パロキセチン水和物)という抗うつ剤を妊婦が服用することで胎児への影響が報告された。

グラクソの資料とロイター通信によると、同社が妊娠3カ月までに抗うつ剤を服用した女性約3600人の子供を調査。心臓などの先天異常発生率は約4%で、薬の種類でみるとパキシル服用者での発生率が高かった。先天異常の一般的な発生率は約3%という。

同社は、現時点では因果関係ははっきりしていないため、今後、詳しく調査していく意向である。今回の報告で、製造元の英グラクソ・スミスクラインが、医師に慎重な投与を求める記載を添付文書に加えることになった。厚生労働省も「添付文書を改訂する方向で検討する」としている。

抗うつ剤を服用していて、妊娠の予定がある方、妊娠の可能性がある方は早めに医師へ相談をお勧めする。

(メディカルインフォマティクス(株)看護師:山口)
00:00 | 医療

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