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2005/10/11

葉酸で記憶力低下を防ごう

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老化した脳機能を「葉酸」が活性化して、加齢に伴う記憶力および思考力の低下の一部を抑制してくれるという。
葉酸は、ビタミンB群の一種である緑葉野菜・酵母・肝臓などに多く含まれ、欠乏すると貧血を起こす。また血液中に蓄積し動脈を傷つけてしまうホモシステインの働きを減少させる作用がある。葉酸のこの作用により、心臓病や脳卒中を予防できると考えられている。

高齢男性300例以上を対象に、記憶力および脳機能に関する一連の検査を実施した。
研究によると、葉酸を豊富に含む葉菜および柑橘類を最も多く食べていた高齢男性は、これらの摂取量が少なかった高齢男性に比べ、3年間による試験期間において、加齢に伴う脳機能および記憶力の衰えが有意に少なかったという。結果、葉酸を多く摂取した男性と摂取量の少ない男性とでは能力の低下に差が出たとい う。
葉酸を摂取することで「血中ホモシステイン濃度の低下に役立つことが知られていることから、これによって葉酸の脳保護効果が説明可能であるかもしれない」と研究者らは話している。

最近、「記憶力が低下している」「物忘れが激しい」などでお悩みの方は、葉酸が含まれる野菜や果物を多く摂ってみてはどうでしょう。サプリメントで補うのも良いかもしれない。

(メディカルインフォマティクス(株)看護師:山口)
00:00 | 健康

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